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梅雨の季節。お部屋のお手入れアレコレ

賃貸

大澤  祥弘

筆者 大澤  祥弘

不動産キャリア25年

梅雨時期は戸外よりも室内の湿度が高く、ダニ・カビが発生しやすい時期です。賃貸住宅にお住まいだと、一般住宅に比べて湿気が溜まりやすい構造・間取りのものが多いように見られます。
特に湿気が溜まりやすいのが 北側の玄関(下駄箱の中)・クローゼットの中・ベット代わりに敷いているマットや絨毯の下・洗面所・浴室が挙げられます。

先日、長く当社管理アパートにお住まいいただいていた単身男性が退去されました。退去の立会いのときフローリングの一部が腐りかけていて「これなんですか?」と聞いたところ「万年床の跡です。入居して布団をずっと敷いていたものですから…」と、その方は仰っていました。もちろん床を張り替える費用は入居者のご負担となってしまいます。

そんなことにならないように今回は住まいのお手入れ、特にカビ・ダニまたその原因となりやすい結露の予防をテーマにしたいと思います。

ダニもカビも、温度と湿度それから餌となりうる栄養の3つがそろえばどこでも発生します。ではどの様にすればそれらを抑えられるのでしょうか?

カビは窓を開けたり換気扇を利用するなど室内の換気をよくし、空気をよどませないことが肝心です。エアコンの除湿や押入れやクローゼットに除湿剤を使用するのも効果的。ただしカビ菌をエアコンの風に乗せて飛ばしてるだけってことにならないように、シーズンはじめには必ずエアコンの掃除をしましょう。絨毯やカーテン・布製のソファーなどにはエタノールなどのアルコールをスプレーするとカビの発生予防になります。(素材に注意してくださいね。)

ダニもまた換気をよくして、掃除機をこまめにかけてチリやホコリをためないようにすることが基本です。温度や湿度を下げるように工夫し、窓を開けたり換気扇を利用し通風、除湿をしましょう。
またふとんや洗濯物は除湿機を利用したり、扇風機の風を当てるなどして通風・除湿を心がけましょう。畳やカーペットの下に防虫シートを敷くのも効果的があるようです。

結露予防は クーラーの除湿や除湿器が有効です 。また洗濯物を室内に干さないなど、できるだけ室内に水蒸気が発生しないようにします。とはいっても料理をしたり、ガス台を使うだけで水蒸気が発生しますのでやはり換気や除湿をすることが大切!

 
賃貸住宅というと、自分のものではなくオーナー様から借りているものです。お返しするときに多額の費用がかからないようにしましょう。
結局のところ、こまめに掃除して換気をすればダニ・カビは防げるということですね。

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