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南向きのマンションが絶対!って正しい?

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マンションといえば南向きの方が家賃も高いし人気がありますよね。ご案内するほとんどの方が『南はどちらですか?』とお聞きになります。高崎の場合、敷地に余裕のある郊外型のアパート、マンションがほとんどで、南を向いて計画されています。でも高崎駅周辺のマンションは敷地に余裕が無く、東や西を向いてたっている物件が多くみられます。それらの物件を選ぶ時半ばあきらめたり、ちょっと残念な気分になっていませんか?でもちょっと待ってください、南向きじゃなくてもいいこといっぱいあるんですよ!

南向きのマンションの場合、玄関と寝室2室が北側にある間取りがほとんどですが、この北側にある居室が問題になってきます。断熱性能の上がったサッシや躯体は部屋の中の暖かさを保ちます。しかし冬の外気は冷たく、この温度差で結露がおこります。水のあるところには菌が発生し、カビの原因となります。中古マンションのリフォームで壁をはがしたら中がカビだらけだったというのを何度も目撃しております。
 しかし西向きや東向きのマンションだと、南中時近辺の直射日光は得られませんが、バルコニー側(リビング側)にも外廊下側にもまんべんなく日が当たりますので、その心配が少ないです。

またそれぞれの季節の日の出・日の入りを見てみましょう。手元の理科年表をめくると...

夏至   夜明け3時47分 日暮れ19時38分
冬至   夜明け6時11分 日暮れ17時7分
春分   夜明け5時11分 日暮れ18時26分
秋分   夜明け4時57分 日暮れ18時10分

夏はなんと3時台には太陽が顔を出すんですね。この時間だとしばらく寝ていて、洗濯物を干し始める9時頃までなんと5時間も太陽を無駄にしているんですよ。(最も夜明けの遅い冬至でも3時間)そう考えると有効な日照をお昼から夕方に求めて、西向きでも良いと思いませんか?

同じグレードで家賃も安いし、ちょっとお得ですよね♪

なおこの話は、自分の建物の影が落ちるマンションや外気と接する部分の多い戸建て住宅などは別問題なのであしからず。