不動産売却で一番多い後悔は「もっと早く動けばよかった」
不動産の売却相談を受けていると、売主さんからよく聞く言葉があります。
それは
「もっと早く動けばよかった」
という後悔です。
不動産は株のように毎日値段が動くわけではありませんが、それでも市場は確実に動いています。
売却のタイミングを逃すことで、本来売れていたはずの価格や条件を逃してしまうケースは少なくありません。
今回は、実際の相談の中で多い「売主さんの後悔」についてお話しします。
① 最初に高く出しすぎてしまった
不動産売却でよくあるのが、
「まずは高く出して様子を見る」という考え方です。
もちろん高く売れるならそれに越したことはありません。しかし、不動産には「売れやすいタイミング」というものがあります。物件が市場に出た直後は、ポータルサイトや不動産会社のネットワークを通じて多くの人の目に触れます。いわば一番注目される期間です。
この時期に価格が市場とかけ離れていると、買主からはこう見えてしまいます。
「この物件は高い」
「交渉できない売主かもしれない」
「他を見よう」
こうして最初のチャンスを逃してしまうことがあります。時間が経ってから値下げをしても
「売れ残り物件」
という印象がついてしまい、動きが鈍くなることも珍しくありません。
② 長く売れないことで“疲れてしまう”
売却活動が長くなると、売主さん自身が疲れてしまうことがあります。
最初は
・内見の準備
・掃除
・片付け
・日程調整
なども前向きに取り組めますが、半年、一年と売れない状態が続くと気持ちが変わってきます。
「どうせ売れない」
「もう内見は面倒」
「値下げはしたくない」
こうして少しずつ売却の条件が厳しくなり、さらに売れにくくなるという悪循環に入ってしまうこともあります。
不動産売却は短距離走ではなく、ある意味マラソンのようなものですが、最初の数ヶ月が一番大事です。
③ 市場が変わってしまう
もう一つの後悔は、市場の変化です。
不動産市場は、景気や金利、地域の需給によって動きます。
例えば
・新しい分譲地が出た
・近くに競合物件が増えた
・金利が上がった
こうした変化が起きると、同じ物件でも売れ方が変わってきます。
「去年なら売れていた価格」が
「今年は厳しい価格」
になることもあります。実際に売却相談の中でも
「1年前に出していれば売れていたかもしれない」
というケースは少なくありません。
不動産売却で大切なこと
売却で後悔しないために大切なのは、最初の段階で現実的な判断をすることです。
・市場の相場を知る
・売却の目的を整理する
・売却のスケジュールを考える
これらを整理したうえで売却をスタートするだけでも、結果は大きく変わります。
不動産売却は人生の中でもそう何度も経験するものではありません。だからこそ、迷うことや不安になることも多いと思います。
もし売却を考え始めた段階で疑問や不安があれば、早めに相談することをおすすめします。
売ると決めていなくても構いません。状況を整理するだけでも、次に取るべき行動が見えてくることがあります。
不動産売却で一番多い後悔は、
「もっと早く動けばよかった」
というものです。
そうならないためにも、気になり始めたタイミングで一度相談してみてください




