
冬に注意!空き家やアパートの空き部屋で“やっておくべき5つのこと”
はじめに
こんにちは、高崎市の不動産会社アクトです。
朝晩の冷え込みが強くなる11月、高崎でもそろそろ「冬支度」の季節です。
もし今、売却予定の空き家やアパートをお持ちのオーナー様で空き部屋をお持ちなら、この時期の管理はとても重要。
寒波や積雪によるトラブルが起きやすく、「水道管の凍結」や「カビ・臭い」「雑草・落ち葉」など、放っておくと売却時の印象を大きく下げてしまったり、漏水によって大きなトラブルになることもあります。
今回は、アクトが実際の現場で見てきた「冬前にやっておくべき空き家管理の5つのポイント」をご紹介します。
① 水道管と給湯器の“凍結防止”は最優先
高崎では1月〜2月にかけて、外気温がマイナス4℃を下回る日もあります。
この気温になると、水道管や給湯器の中の水が凍結・膨張し、破裂するリスクが高まります。
売却予定の空き家は長期間水を使わないことが多いため、特に注意が必要です。
対策ポイント
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元栓を閉める
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室内の蛇口を開けて残水を抜く
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北側や外壁沿いの配管には保温材や凍結防止ヒーターを巻く
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給湯器の水抜きを忘れずに行う
アクトでも実際にあった例
給湯器の水抜きをせずに冬を越した結果、内部の銅管が凍結して破裂。
春先の点検時に水が勢いよく吹き出しており、給湯器の交換(10万円以上)が必要になったケースがありました。
給湯器は内部構造が繊細なので、必ず「水抜き+電源オフ」を行ってから冬を迎えましょう。
② 排水トラップの“乾燥臭”を防ぐ
しばらく使っていない空き家に入ると、トイレやキッチンから下水臭がすることがあります。
これは、排水トラップ内の水が蒸発して、臭気が室内に逆流してしまうためです。
対策ポイント
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月に1回ほど、各排水口にコップ1〜2杯の水を流す
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長期不在の場合は排水口にラップをかけて密閉
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トイレのフタは必ず閉めておく
現場でよくある話
内見の際にトイレや洗面から臭いがして、早々に退室されたケースもあります。
せっかく内装がきれいでも、臭いだけで印象が悪くなるのはもったいないですよね。
少しの手間で「清潔で手入れの行き届いた家」という印象に変わります。
③ 定期換気とカビ対策
冬場は乾燥しているように見えても、室内の結露がカビの原因になります。
特に北側の部屋や押入れ、浴室まわりは注意が必要です。
対策ポイント
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月に2〜3回、30分程度の全室換気
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押入れやクローゼットの扉も開けて空気を通す
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カビ防止剤や除湿剤を設置
アクトの管理物件でも
冬の間に一度も換気をしなかった家は、春先にカビ臭が強く残ることが多いです。
一方で、月1回でも換気をしていた家は、においがほとんどありません。
“空気を動かす”ことが、家を長持ちさせる一番の秘訣です。
④ 外回りのチェック(落ち葉・雨樋・雑草)
落葉シーズンは、雨樋や排水マスが詰まりやすい時期。
また、落ち葉が湿気をためて外壁や基礎を傷める原因にもなります。
対策ポイント
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雨樋・排水マスの清掃
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庭木の剪定と落ち葉の片づけ
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雑草やゴミの撤去
高崎特有の注意点
風が強い地域なので、落ち葉やビニール袋がフェンスや玄関前に溜まりがちです。
外回りがきれいなだけで「管理の行き届いた家」という印象になり、売却時の第一印象が大きく変わります。
⑤ 室内の温度と湿度を“保つ工夫”
完全に締め切ったまま冬を越すと、木部や建具が乾燥して反ったり、ひび割れを起こすことがあります。
月1回程度、人が入って空気を入れ替えるだけでも効果的です。
対策ポイント
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換気と同時に短時間の暖房運転(10〜15分)
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濡れタオルを吊るすなど簡易加湿
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カーテンを閉めて日焼け・温度変化を防ぐ
アクトで見た事例
冬を締め切ったまま越した空き家では、春にドアが歪んで閉まりにくくなっていたケースもありました。
“適度な湿度と温度”を保つことで、建具や内装のダメージを防げます。
まとめ
冬は、空き家の劣化が進みやすい季節。
しかし、しっかり管理しておけば「大切に使われてきた家」という好印象を与えられます。
高崎市内では、年明けから春にかけて売却活動が本格化します。
この冬の間に、ぜひ空き家のチェックとメンテナンスをしておきましょう。
アクトでは、売却前の空き家を対象に「通水・換気・清掃」などの見回りサービスも行っています。
自分では管理が難しいという方も、お気軽にご相談ください。
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